太陽熱温水器の設置手伝い「Tさんの太陽熱温水器」6からの続きになります。
前回の太陽熱温水器の設置手伝いから3日が経過、再びTさん宅へやって来ました。
平屋の車庫の上に設置された太陽熱温水器はステンレス線で固定されおり13mm水道用ポリエチレン二層管を給水、採湯口に繋ぎ込みだけになっています。
Tさんは土木業を営んでいますが、それ以外にも建築関係については色々と知識が豊富ですからね。
色々と勉強になります。 ( . .)φ 2015/02/06
ボイラー側のポリエチレン二層管も貫通するべきところに通して繋ぎ込みの準備が出来ています。
Tさん宅の給湯は太陽熱温水器を灯油ボイラーの給水口に接続、そして、設定温度に届かない場合に灯油ボイラーが補助熱源となる様に接続されていますが・・・
特に最近、浴室のシャワーの水量が極端に少ないらしい。( ̄  ̄;)
平屋の車庫上に設置された太陽熱温水器から地上の減圧弁付きの灯油ボイラーに繋ぎ込みをしていることで高低差が無く条件としては確かに悪いですね。( ^_^ ;)
平屋の陸屋根からの落差ですから充分な圧力が得られないのは当然といえば当然です。
そこで、用意されていたのが給湯加圧ポンプ(圧力スイッチ・流量スイッチ)(三相電機株式会社ホームページ)
三相電機株式会社ホームページSHC型SHC-2021、SHC-2521取扱説明書より引用
中古ですが、これがあればTさんの悩みを解決することが出来そうです。
給湯加圧器は常に加圧できる状態になっていて、出湯を開始するとスイッチが入り、ポンプを運転、湯を止めるとポンプを自動停止してくれる優れものです。
過去に一度、2階浴室シャワーの出が悪い灯油ボイラーに取付した経験はありますが、かなり以前の話になりますからね。( ̄~ ̄;)
中古なので施工説明書もなく、一度目を通したかったのでネットで調べてみました。
そして、三相電機株式会社ホームページSHC型SHC-2021、SHC-2521取扱説明書を探すことが出来ました。
三相電機 給湯加圧器 SHC-2021B2
配管例を参考に設置場所、接続方法を決定!
流入側に太陽熱温水器2台分の取り込み口を作成
※ご使用になる地域により50Hz用と60Hz用がありますので、ご注文時にどちらの周波数かを選択する必要があります。
注:メカニカルシールタイプ
SHC-2021A2・B2
SHC-2521A・B
注:A=50Hz用 B=60Hz用
ABなし=50Hz・60Hz共用
①水道用ポリエチレン二層管をパイプカッターで切断
②袋ナットを通した後、白色樹脂リングを割りのある側から先に通す。
③水道用ポリエチレン二層管にインコアを根元まで打ち込み、この時、白色樹脂リングはインコアと離した状態でインコアを打ち込みして下さい。インコアの打ち込み箇所に白樹脂リングがあるとインコアを打ち込み後、白樹脂リングを動かすことが出来なくなります。
④ナットを十分に締め込みして接続完了!
給湯加圧器の送水側から20φHTパイプでボイラー給水接続口へ配管
ここからは車庫上での作業です。
PE継手 オネジ付エルボを貯湯タンクの採湯口に取付
ポリエチレン二層管を接続
増設分の給水は、既設のポリエチレン二層管にPE継手 チーズを入れて分岐
PE継手 メネジ付エルボを給水口のボールタップに取り付け
分岐したポリエチレン二層管をメネジ付エルボに接続
配管接続後、給湯加圧器の吸水側でエアー抜きをしてボイラーの試運転を行いました。
Tさんの奥様の感想・・・「お湯の勢いは以前と比べて余り変わらない様な感じ・・・・」
何が原因か?も含めて対策を考えることに・・・(; ̄д ̄)
取り合えずこの日の作業は、これで終わりです。 ;^_^A