下見「M様のウォシュレット一体形取替機能部を取替え」1からの続きになります。
「注文したウォシュレットが届くのは29日午後からの予定らしいのでよろしくお願いします。」
・・・Mさんからの連絡です。
この連絡を受けて30日の午前中に取替をすることになりました。
年末ギリギリになってしまいましたが、出来るだけ早く片付けて年越しの準備をしたいところです。
( ^_^ ;)2013.12.30
アングル付給水栓で止水
新しいウォシュレットは給水ホースに代わるようなのでL型アングルは撤去
ロータンクに溜まっている水はタンクのレバーで排水しタンク内を空にしましたが、それでもタンクの底には流れ出なかった少量の水が残っています。
この水も雑巾で吸わせて便器へ捨て、溜まり水がない状態に・・・
取外ししたロータンクはビニールシートに包んで外へ運び出しをしますが、できるだけ軽くし廊下などを濡らすのを防ぐ為もあります。
取説を読めば取外し方から取付け方まで詳しく説明がなされていて交換は殆んど単体のウォシュレットの交換との相違はなさそうです。
一般的なウォシュレットの取り付けは2箇所の樹脂部品で固定するようになっていますが、「ウォシュレット一体形取替機能部」はロータンク下前後に4箇所で固定するようになっています。
前方樹脂ナット(2箇所)
後方樹脂ナット(2箇所)
後方は便器とウォシュレットの谷部分にある樹脂ナットなので取外し、取付の難度は高そうですが工具が付属しているのでそれを使用すればナットの取外し作業は難なく出来ました。
ナットを取除きましたがナットとの間に三角パッキンが残っているようでウォシュレットを持ち上げても三角パッキンが引っ掛かり少し外し辛いですが4箇所の固定部を少しずつ平均に持ち上げるようにすることで便器との隙間が開き取り外しをすることが容易になりました。
樹脂製のため重量もなく難なく運び出し完了!
ここまでは順調だったのですが・・・
取説には全ての給水元栓を止めて、トイレの止水栓を付属の止水栓に交換する様に書かれています。
モンキーレンチを止水栓の六角部分に掛け弛めようとしますが・・・
固くて全く弛まる感じではなく、それどころか止水栓の配管は固定されている様子ではなく
グラグラして何か嫌な予感が・・・( ^_^ ;)
しかし、取替えをするには外さなくてはならないし・・・( ̄  ̄;)
一番大きなショートモンキーを使用する事に・・・
止水栓を弛める体勢にもかなり無理がありますからね。
止水栓との間に便器があって便器を抱え込むような感じで力を入れています。
気持ち力を入れた時・・・それほどは大きな音ではないですが・・・・
「バシ」止水栓はグラグラから・・・
・・・ブラブラに・・・「(≧ロ≦)
あ~あ~やってもた~! ( ̄_ ̄|||) どよ~ん
画像では止水栓がしっかり取り付いているようですが、すでに折れた状態の止水栓です。
ザルボがタイルから飛び出していますが、エルボが壁に引っかかっているのか?引いても外れる気配はありません。
全ての水道が止まっている状態ですから出来る限り早く復旧する必要があります。
トイレはこの一箇所しかないらしい・・・・( ̄  ̄;)
焦っています。( ^_^ ;)
タイルを取除きして補修する以外に方法はなさそうです。
Mさんの了解を得て、ダイヤモンドカッタでタイルを切り、タイルの一部を壊し取外してみると給水配管はHIパイプなんですね。
HIパイプは結構粘りがあって、折れた経験はないのですが・・・( ^_^ ;)
不幸中の幸いで壁面はセメンでなくてコンパネにタイルの圧着張りです。
床下からのパイプ部分を見せるのには少しは楽だったかな?( ^ ^ )
今回、補修に使用する給水栓エルボは給水栓のグラグラを解消するために座付き給水栓エルボを使用する事にします。
急ぎ必要になった座付き給水栓エルボは近くの水道工事店へ・・・
在庫の両座付き給水栓エルボ(壁/天・兼用)しか手に入れることがで出来ませんでしたが、年末も押し迫っているこの時期に手にれることが出来ただけでも幸運でした。
まず折れてしまって歪になった13φHIパイプの先端部分を真っ直ぐに整え、座付き給水栓エルボを接着剤で接続し、ビス4本で壁に固定
タイル仕上げ面に合わせてザルボで調整
ウォシュレットに付属の止水栓を取付
止水栓の取付角度は給水ホースをウォシュレット本体に接続を済ませてホースの角度を見ながら再び止水栓を締め込み直す予定でいます。
保持時間経過後開栓
これでトイレ以外はようやく使用できる状態になりました。ε-(^、^;
この状態になるまで午前中の全ての時間を使い切ってしまいました。
ダイヤモンドカッタで切りっぱなしのタイルを平タガネで取除き
周囲のタイルが欠けることなく4枚分のタイルを取除きが出来ました。
開口部分は開口の横幅よりも少し長めの胴縁を壁中に入れ込み周囲のコンパネにコーススレッドビスでビス止め
この画像は胴縁の切れ端を使って壁内から当て木をしてコンパネからビス止めしています。
周囲のコンパネと同じ厚さの12㎜コンパネ切れ端を開口の形に合わせ木工用ボンドと併用してビス止めで固定
養生を外した後、掃除を済ませて水道パイプの補修は終了! ε-(^、^;
これでようやく本題のウォシュレットを取付ける準備に取り掛かれることになりました。
接続ゴムを接続口に沿わせて・・・
便器に乗せて樹脂ナットで固定
給水ホースを止水栓に取り付けし、ウォシュレット側にも給水ホースのナットを締め付け
給水ホースの曲がり部分を確認しながらホースに無理がかからない状態になるまで止水栓を締め付けし角度を調整
コンセントを接続、ようやくウォシュレットを使用することができるようになりました。
残りの補修は工具、材料など準備も出来ていないため年内はこの状態でトイレの使用をして頂くことになりました。
….. ( 〃..)ノ