太陽熱温水器の止水栓取替え｢水道メーターのパイロットが回る｣5

閉栓しても完全に止まらない止水栓の交換をすることに・・・。

太陽熱温水器の止水栓は｢完全に閉栓が出来る｣との思い込みが失敗でした。これから先の維持管理のため正確に止水が出来るバルブは必要不可欠との思いから取替えをする事にしました。2012.11.28

保温材に20A用のラッキングカバーを使用しているため一般的なボールバルブではハンドルを動かすことが出来なくなる為ボールバルブロングネック（楽天市場での検索結果）を使用します。

20Aボールバルブロングネックタイプ

一般的なボールバルブ

現在取り付けられている20Aストップバルブのハンドルを取り外し20A用のラッキングカバーを外していきます。

ラッキングは取り外ししたものを再利用の予定です。

ラッキングの合わせ目にマイナスのドライバー等を差し込み、出来る限りカバーに傷を付けない様差込口を広げて

取外そうとしているラッキングの一段目上部はその上にあるラッキング二段目が被さっている状態にあるので地面に接している方から外していくようになります。

このとき二段目のラッキングカバーの下部も少し外しておく必要があります。

歪は少なくどうにか外すことが出来ました。再利用出来そうです。

次にルーヒング(フェルトにアスファルトをしみこませた防水材料)を取り除き

このときルーヒングはうまく剥がす事ができず再利用は出来そうにありません。

次にグラスウール保温材を取り除き

水道メーターの止水栓を止めてからパイプを切断

バルブソケットからストップ弁を取外し

バルブソケットは既存のものにシールテープを巻きつけてモンキーレンチ二つを使って20Aボールバルブを締め付

ボールバルブのハンドルは閉栓の状態して、水道メーターの止水栓を開栓し、このとき水道メーターのパイロットを確認したところパイロットは動かないようになりました。これで漏水は太陽熱温水器のボールタップから水漏れと言う事で無事解決しました。(=￣▽￣=)Ｖ

後は取付したバルブと切断した水道パイプを接続するだけなのですがこの辺りに散水用の蛇口が無いのでついでに新規増設することにしました。

｢水栓チーズ（インサート付）20AＨＩ継手｣と｢ガイド付ユニオンセットHIリーフ20mm 20GVU-HIW｣を用意

20Aボールバルブに｢ガイド付ユニオンセットHIリーフ20mm 20GVU-HIW｣を締め付け

土間から50cmほどに蛇口の取り付け位置が来るように｢水栓チーズ（インサート付）｣を接続し上部へのパイプとも接続

この様な両側共動かないパイプの場合に｢ガイド付ユニオンセットHIリーフ20mm 20GVU-HIW｣の使用で簡単に取り出しができます。又、次回バルブ取替え時にもモンキーレンチさえあればパイプの切断をしなくても容易にバルブだけを交換できます。(バルブの長さ寸法が同じという事が条件付です。)

｢水栓チーズ（インサート付）｣にプラグを取り付け、ボールバルブを開栓

接続した部分の水漏れ確認後、取り外ししたグラスウール保温材を再取り付け

グラスウール保温材の上からルーヒング(フェルトにアスファルトをしみこませた防水材料)を巻いていきます。うまく外せなくて破れてしまったルーヒングは再利用困難だった為、物置に保管していた新しいものを使用。

ルーヒングをビニールテープ止

再利用するラッキングカバーは取り付ける前に次のことをしておきます。

蛇口の取り付け位置にホルソーでΦ30~35㎜の穴あけ

ペンチで広げた合わせ目の凹部分を軽く摘み広げた部分を全て狭めて行きます。

合わせ目の凸部分はマイナスのドライバーを使って引っかかりの山を少し高めに修正

このようにしておかないと引っ掛かりが悪くラッキングが閉じにくくなってしまいます。

内側から見ると引っかかりの山が高くなっているのが分かると思います。

ここも難関です。通常縦にラッキングをする時は下から順番に被せて上側のラッキングはその下のラッキングに被さる様な施工になり、そうすることで雨などが内部に流れ込み難くするためです。

この補修の場合は一番下の一段目を二段目の中に差し入れる事になるので二段目のラッキング下部の合わせ目を外して開けたままにしておきます。

水が流れ込み難くするため、二段目のラッキングは一段目に被せています。

どうにかラッキングを被せる事が出来ました。

蛇口とボールバルブのハンドルを取り付け

水が入らないように蛇口の付け根、ボールバルブハンドルの根元にコーキングを塗布して完成しました。