2、3週間前にfさんから「水道料金が以前よりも増えていて、水道メーターを確認すると微量計が回っているので修理をしてほしい」と電話がありました。
「高齢者が住みやすい部屋作り」のユニット据付前の下準備で忙しくなかなか見に行くことが出来なかったのですが、無事据付けが完了した事もあって漏水調査に出掛けて来ました。
水道のメーターボックスで確認してみると僅かにパイロットが動いています。2013.10.29
この様なとき、一番に確認しなければいけない事・・・
●屋内外の蛇口類が完全に止水されているか?
●特に、トイレのロータンクのフロートバルブに不良は無いか?
●給湯設備で安全弁が取り付いている場合に、それからの漏れはないか?
これらは全く異常なしです。( ̄~ ̄;)ウーン
●配管で露出している部分の漏れはないか?床下配管も含めてですが・・・
これらも異常なし
これはガス給湯器ですが、給湯配管からの漏れも可能性があるので給湯器のボールバルブを閉めてみることにします。
給湯器の給水バルブを閉栓
この状態で水道メーターを確認すると微量計は完全に止まりました。
これで給湯配管の埋設部分から漏水があることになります。
隣家との間にある通路はコンクリートになっています。
境界線内でハツリ工事が出来そうなのでガス給湯器から出た配管を辿って、コンクリートに入り込んでいる際からハツリ工事で探って行くことにしました。
給湯器への立ち上がり部分から道路側の方に1mほどハツリ込み16φのキャップ止めをしてみます。
ガス給湯器の給水止水栓を開けて水道メーターの微量計が動いているかどうか?
パイロットの動きは最初に見た動きと変わらず僅かに動いています。
この状態で出なくなった給湯栓は2Fの洗面所のみ・・・・
他に屋外では給湯配管が簡単に確認出来そうなところも無いですし、床下にあった配管の経路を再確認する事にします。
台所床下の給湯配管、この先で立ち上がり配管になっていて流し台の蛇口へと繋がっていると思われます。
こちらは浴室への配管か?
チーズの先は30㎝ほどの間隔が空いた状態で一方は浴室の方角に配管されています。
片方は給湯器からの配管か?
経路は不明ですが配管を切断してキャップ止めします。
床下高さが殆んどなく自由に動けないこともあり切断した配管が復旧できる個所で切断
ソケット1個で復旧出来る様にと16φMCソケット(MCユニオン)で検査のため仮キャップ止めにしてみます。
この様にする事で、もしも配管に異常が無ければMCソケット(MCユニオン)を取外しして、HTソケット1個で簡単に復旧する事が出来ますからね。
水道メーターパイロットを再び確認・・・・
変わらず同じほどに回っています。( ̄_ ̄|||)
結果、これで出なくなった個所は浴槽に入れるための混合栓でした。
fさんとも相談して洗い場側にあるサーモ蛇口で浴槽の使用にも全く問題なく使用できるので、浴槽側の蛇口は復旧しないことに決めました。
これまでの調査の結果、漏れがある可能性のある場所は、浴室洗い場、ガス給湯器のコンクリート台の下付近と予想しています。
どちらにしても漏水箇所をピンポイントで探し出すのはかなり時間が掛かりそうですし難しい場所でもあります。
fさんと相談し配管のやり直しをすることを勧め、給湯配管を新規にやり直すことにしました。
後日、材料等を整えて出直して来たいと思います。
2Fの洗面所の給湯は使えませんが、浴室、台所は使用できるので了解を得て、この日はこれで終了としました。(。´-д-)疲れた~~